南米大陸――それは、リオデジャネイロの情熱、アンデス山脈の荘厳さ、アマゾンの神秘、パタゴニアの孤高の美しさが共存する、地球上で最もダイナミックな映画ロケ地の宝庫です。
『ワイルド・スピード MEGA MAX』のリオ、『モーターサイクル・ダイアリーズ』のマチュピチュ、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のウユニ塩湖――ハリウッド映画からインディペンデント作品まで、南米は数々の名作の舞台となってきました。
しかし、正直に言います。南米への映画ロケ地巡りは、ハワイやヨーロッパとは比較にならないほど「ハードルが高い」旅です。
📊 南米旅行の現実(2025年版)
- 飛行時間: 東京から片道26~32時間(乗り継ぎ含む)
- 必要マイル: 往復110,000~220,000マイル + 燃油サーチャージ約6万円
- 予算: 12日間で約120万円、16日間で約180万円、21日間で270万円超
- 治安: ブラジル(世界132位)、ベネズエラ(163位/世界最悪レベル)
- 高山病リスク: マチュピチュ(標高2,400m)、ウユニ(標高3,700m)
それでも――いや、だからこそ――南米の映画ロケ地には、他のどの地域にもない「一生に一度の感動」があります。

この記事では、「南米への映画ロケ地巡りは本当に実現可能なのか?」という疑問に、マイル旅行の専門家として正直に答えます。
夢と現実のギャップ、具体的な必要マイル数、費用シミュレーション、治安対策、そして「それでもいつか行きたい」と思わせる南米の圧倒的な魅力――すべてをお伝えします。
✨ この記事で分かること
- 南米15箇所の映画ロケ地の詳細情報(アクセス、撮影作品、見どころ)
- 必要マイル数・燃油サーチャージ・現実的な予算シミュレーション
- 2025年最新の治安情報・渡航リスク・安全対策
- JAL/ANA特典航空券の予約戦略・ルート選択
- 高山病・気候・ベストシーズン対策
- 「それでもいつか行きたい」と思える南米の魅力
なぜ南米の映画ロケ地は、これほどまでに魅力的なのか?
南米が「映画の舞台」として選ばれ続ける3つの理由
1. 地球上で最もダイナミックな自然景観
南米大陸は、地球上で最も多様で圧倒的な自然景観が凝縮された場所です。
- イグアスの滝(ブラジル・アルゼンチン): 幅2.7km、275の滝が集まる世界最大級の滝
- ウユニ塩湖(ボリビア): 標高3,700m、1万km²の真っ白な塩の大地(雨季は「天空の鏡」)
- パタゴニア氷河(アルゼンチン): 幅5km、高さ60mの巨大氷河が轟音とともに崩落
- アタカマ砂漠(チリ): 世界で最も乾燥した砂漠、標高5,000m級の火山群
- アマゾン熱帯雨林(ブラジル他): 地球の酸素20%を生産する「地球の肺」
ハリウッドの映画監督たちは、この「CGでは再現できない圧倒的なスケール感」を求めて南米に集まります。
2. 文明と自然の対比――「コントラスト」の美学
南米の都市部と自然景観の対比は、映画的な「ドラマ」を生み出します。
🎬 映画が描く「南米のコントラスト」
- リオデジャネイロ: キリスト像の麓に広がるファベーラ(スラム街)――富と貧困の極端な共存
- ブエノスアイレス: ヨーロッパ風の優雅な街並みと、アルゼンチンタンゴの情熱
- マチュピチュ: 標高2,400mの断崖絶壁に築かれたインカ帝国の空中都市
『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011)は、リオのファベーラでのカーチェイスシーンで、この「コントラスト」を極限まで活用しました。

3. 「未知の世界」への憧れ――観客の冒険心を刺激する
南米は、多くの日本人にとって「一生に一度も行けないかもしれない場所」です。
だからこそ、映画を通じて南米を体験する価値は計り知れません。『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004)は、若き日のチェ・ゲバラが南米大陸を縦断する実話を描き、世界中の観客に「南米への憧れ」を植え付けました。
⚠️ しかし、現実は厳しい
南米旅行は、ハワイやヨーロッパとは比較にならないほど「ハードルが高い」旅です。
- 飛行時間: 東京から片道26~32時間(乗り継ぎ2~3回)
- 治安リスク: ブラジル(世界132位)、ベネズエラ(163位)は渡航中止勧告レベル
- 高額な費用: 12日間で約120万円、21日間で270万円超
- 高山病リスク: マチュピチュ、ウユニは標高2,400m~3,700m
それでも――いや、だからこそ――「それでもいつか行きたい」と思わせる魅力があります。
【What】南米の映画ロケ地15選――「一生に一度」の絶景スポット
🇧🇷 ブラジル編 ――情熱と危険が共存する国
1. リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)
撮影作品: 『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011)、『007 ムーンレイカー』(1979)、『シティ・オブ・ゴッド』(2002)
リオデジャネイロは、コルコバードの丘に立つ巨大なキリスト像、コパカバーナ・ビーチ、そしてファベーラ(スラム街)が共存する、南米を象徴する都市です。
📍 リオデジャネイロの見どころ
- コルコバードの丘: 標高710m、高さ39.6mのキリスト像(『ワイルド・スピード』のオープニング)
- ファベーラ: 映画『シティ・オブ・ゴッド』の舞台(治安上、ツアー参加推奨)
- コパカバーナ・ビーチ: 全長4kmの白砂ビーチ(『007 ムーンレイカー』)
⚠️ 治安上の注意
リオデジャネイロは、2025年世界平和度指数(GPI)でブラジル全体が132位と、治安リスクが非常に高い都市です。
- ファベーラには絶対に単独で近づかない(武装強盗のリスク)
- 夜間の外出を避ける(日没後はホテル内待機推奨)
- 現金・貴重品を最小限にする(スマホの路上使用も危険)
- 公認ツアーガイドを利用(個人行動は避ける)
アクセス: ガレオン国際空港から市内まで約30分(タクシー・Uber推奨)
2. イグアスの滝(Iguazu Falls)
撮影作品: 『007 ムーンレイカー』(1979)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)
イグアスの滝は、ブラジルとアルゼンチンの国境にまたがる、世界最大の水量を誇る滝です。幅2.7km、275の滝が集まり、最大落差82mの「悪魔の喉笛」は圧巻の迫力。

💡 イグアスの滝の楽しみ方
- ブラジル側: 滝全体のパノラマビュー(写真撮影に最適)
- アルゼンチン側: 滝壺に最も近づける(迫力重視)
- ヘリコプター遊覧: 上空から滝全体を一望(約15分、約15,000円)
- ボートツアー: 滝壺に突入する迫力体験(約60分、約8,000円)
ベストシーズン: 12月~3月(水量が最も多い)
アクセス: リオから国内線で約2時間、フォス・ド・イグアス空港から国立公園まで車で約20分
🇦🇷 アルゼンチン編 ――南米のヨーロッパ
3. ブエノスアイレス(Buenos Aires)
撮影作品: 『エビータ』(1996)、『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004)、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997)
ブエノスアイレスは、「南米のパリ」と呼ばれるヨーロッパ風の優雅な街並みと、アルゼンチンタンゴの情熱が共存する首都です。
📍 ブエノスアイレスの見どころ
- カサ・ロサーダ(大統領府): 映画『エビータ』でマドンナが演説したバルコニー
- ボカ地区: カラフルな街並み、タンゴ発祥の地(治安注意)
- レコレータ墓地: エビータ(エバ・ペロン)の墓
- タンゴショー: 本場アルゼンチンタンゴ鑑賞(ディナー付き約10,000円~)
治安: アルゼンチンは南米では比較的安全(世界76位)ですが、ボカ地区などは注意が必要です。
アクセス: エセイサ国際空港から市内まで約40分
4. パタゴニア(ペリト・モレノ氷河)
撮影作品: 『180°SOUTH』(2010)、『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004)
パタゴニアは、アルゼンチン南部に広がる大自然の宝庫。中でもペリト・モレノ氷河は、幅5km、高さ60mの巨大氷河が轟音とともに湖に崩れ落ちる圧巻の光景。

✨ パタゴニアの魅力
- ペリト・モレノ氷河: 世界で唯一、現在も成長を続ける氷河
- 氷河トレッキング: 氷河の上を歩く(約5時間、約20,000円)
- フィッツ・ロイ山: パタゴニアを象徴する名峰(標高3,405m)
- トーレス・デル・パイネ国立公園: チリ側パタゴニアの絶景
ベストシーズン: 11月~3月(南半球の夏)
アクセス: ブエノスアイレスから国内線でエル・カラファテ(約3.5時間)、そこから車で約1.5時間
🇵🇪 ペルー編 ――インカ帝国の遺産
5. マチュピチュ遺跡(Machu Picchu)
撮影作品: 『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004)、『グリーン・インフェルノ』(2013)
マチュピチュは、標高2,400mの断崖絶壁に築かれたインカ帝国の空中都市。1911年に発見されるまで、約400年間ジャングルに埋もれていました。

⚠️ 高山病に注意
マチュピチュ遺跡は標高2,400m、起点となるクスコは標高3,400mです。
- 症状: 頭痛、吐き気、めまい、息切れ
- 対策: クスコで2~3日の高度順応、ゆっくり行動、水分補給
- コカ茶: 現地で高山病予防に飲まれるお茶(効果は個人差あり)
- ダイアモックス: 高山病予防薬(医師に相談)
📍 マチュピチュ遺跡の見どころ
- 太陽の神殿: 冬至の日に太陽光が窓から差し込む設計
- インティワタナ(日時計): 太陽を繋ぎ止める儀式用の石
- ワイナピチュ登山: 遺跡を見下ろす絶景(往復2~3時間、事前予約必須)
- インカトレイル: クスコからマチュピチュまで4日間のトレッキング
入場制限: 1日5,000人まで(事前予約必須)
アクセス: クスコから列車で約3.5時間(オリャンタイタンボ経由)、またはバスで約1.5時間
6. クスコ(Cusco)
撮影作品: 『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004)
クスコは、標高3,400mに位置する、かつてのインカ帝国の首都。スペイン植民地時代の街並みと、インカの石組みが融合した世界遺産の街です。
見どころ: アルマス広場、サクサイワマン遺跡、12角の石
高山病対策: 到着後2~3日は激しい運動を避け、ゆっくり高度順応する
🇨🇱 チリ編 ――南北4,300kmの細長い国
7. アタカマ砂漠(Atacama Desert)
撮影作品: 『007 慰めの報酬』(2008)、『スター・ウォーズ エピソード8』(ロケハン候補地)
アタカマ砂漠は、世界で最も乾燥した砂漠。標高2,400m~5,000mに位置し、年間降水量がほぼゼロの地域もあります。

✨ アタカマ砂漠の魅力
- 月の谷: 月面を思わせる奇岩地帯(『007 慰めの報酬』のロケ地)
- タティオ間欠泉: 標高4,320m、80以上の間欠泉が噴出(早朝ツアー)
- 満天の星空: 世界最高クラスの天体観測地(アルマ望遠鏡)
- アタカマ塩湖: フラミンゴの生息地
ベストシーズン: 4月~11月(乾季)
アクセス: サンティアゴから国内線でカラマ(約2時間)、そこからバスで約1.5時間
8. サンティアゴ(Santiago)
撮影作品: 『NO』(2012)、『コルドラへの道』(2005)
サンティアゴは、チリの首都。アンデス山脈を背景にした現代的な都市で、ワインの名産地としても有名です。
治安: チリは南米で最も安全な国の一つ(世界54位)
アクセス: サンティアゴ国際空港から市内まで約30分
🇧🇴 ボリビア編 ――天空の鏡
9. ウユニ塩湖(Salar de Uyuni)
撮影作品: 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)、『塩湖の対峙』(ミュージックビデオ等)
ウユニ塩湖は、標高3,700m、面積1万km²の世界最大の塩の大地。雨季(12月~3月)には薄く水が張り、「天空の鏡」と呼ばれる絶景が出現します。

🎬 スター・ウォーズのロケ地
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)では、惑星クレイトの塩の平原として登場。白と赤の対比が印象的なシーンでした。
⚠️ 高山病のリスクが最も高い
ウユニ塩湖は標高3,700mと、南米の観光地の中で最も標高が高い場所の一つです。
- ラパス(標高3,640m)で1~2日高度順応
- ゆっくり行動(走らない、重いものを持たない)
- 水分補給(1日2L以上)
- アルコール・睡眠薬を避ける
- 高山病予防薬を検討(医師に相談)
💡 ウユニ塩湖のベストシーズン
- 鏡張り: 12月~3月(雨季)――水が薄く張り、空が反射する
- 塩の結晶: 4月~11月(乾季)――真っ白な塩の大地、六角形の模様
どちらも美しいですが、「天空の鏡」を見たいなら雨季がおすすめです。
アクセス: ラパスから国内線でウユニ(約1時間)、または夜行バス(約10時間)
🇨🇴 コロンビア編 ――カラフルな街並み
10. カルタヘナ(Cartagena)
撮影作品: 『ラブ・イン・ザ・タイム・オブ・コレラ』(2007)、『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』(1984)
カルタヘナは、カリブ海に面したスペイン植民地時代の城壁都市。カラフルな街並みと、コロニアル建築が美しい世界遺産の街です。
治安: コロンビアは以前より治安が改善(世界140位)していますが、夜間の単独行動は避けるべきです。
アクセス: ボゴタから国内線で約1.5時間
🇪🇨 エクアドル編 ――赤道直下の国
11. ガラパゴス諸島(Galápagos Islands)
撮影作品: 『マスター・アンド・コマンダー』(2003)、BBC『プラネットアース』シリーズ
ガラパゴス諸島は、エクアドル本土から約1,000km西の太平洋上に浮かぶ火山群島。ダーウィンの進化論を生んだ、固有種の宝庫です。
📍 ガラパゴス諸島の見どころ
- ゾウガメ: 体長1.5m、体重250kgの巨大陸亀
- ガラパゴスペンギン: 赤道直下に生息する唯一のペンギン
- ウミイグアナ: 世界で唯一、海で泳ぐイグアナ
- ブルーフットブービー: 青い足の珍しい鳥
入場規制: 年間観光客数に制限あり(クルーズ船は事前予約必須)
アクセス: キト or グアヤキルから国内線で約2時間
🇻🇪 ベネズエラ編 ――世界最悪レベルの治安(渡航中止勧告)
12. エンジェルフォール(Angel Falls)
撮影作品: 『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)のモデル、『ジュラシック・パーク』(1993)のインスピレーション
エンジェルフォールは、落差979mの世界最大の滝。ギアナ高地のテーブルマウンテン(テプイ)から流れ落ちる圧巻の光景。
⚠️ 渡航中止勧告(レベル3)
ベネズエラは、2025年現在、外務省から「渡航中止勧告(レベル3)」が出されています。
- 世界平和度指数163位(世界最悪レベル)
- 政情不安: 政治的混乱、デモ・暴動の頻発
- 経済崩壊: ハイパーインフレ、食料不足
- 犯罪率: 殺人・強盗・誘拐が日常的に発生
現時点では、ベネズエラへの旅行は推奨できません。状況が改善するまで待つことを強く推奨します。
🇺🇾 ウルグアイ編 ――南米で最も安全な国
13. モンテビデオ(Montevideo)
撮影作品: 『ウィスキー』(2004)
ウルグアイは、南米で最も治安が良い国(世界44位)。首都モンテビデオは、のんびりとした雰囲気の港町です。
アクセス: ブエノスアイレスからフェリーで約3時間
🇵🇾 パラグアイ編
14. アスンシオン(Asunción)
撮影作品: 『ミッション』(1986)のロケ地周辺
パラグアイは、南米の中心部に位置する内陸国。グアラニー族の文化とスペイン植民地時代の遺産が残ります。
🇬🇾🇸🇷🇬🇫 ギアナ3国編 ――南米の秘境
15. カイエチュール滝(Kaieteur Falls)
撮影作品: BBC『プラネットアース』シリーズ
ガイアナにあるカイエチュール滝は、落差226m、幅113mの巨大な滝。エンジェルフォールほど有名ではありませんが、水量は5倍と圧倒的です。
アクセス: ジョージタウンから小型機チャーター(約1時間)
【How】南米への映画ロケ地巡り――本当に実現可能なのか?

必要マイル数・燃油サーチャージ・現実的な予算
JAL/ANA特典航空券の必要マイル数(2025年版)
💰 日本⇔南米の必要マイル数(往復)
| 航空会社 | エコノミークラス | ビジネスクラス |
|---|---|---|
| JAL | 110,000~130,000マイル | 180,000~200,000マイル |
| ANA | 130,000~160,000マイル | 200,000~220,000マイル |
燃油サーチャージ: 約50,000~80,000円(別途必要)
飛行時間: 片道26~32時間(乗り継ぎ2~3回)
⚠️ 南米は「距離8」の最高ゾーン
南米は、JAL/ANAのマイル計算で最も遠い「距離8」ゾーンです。ハワイ(距離3: 往復40,000マイル)やヨーロッパ(距離7: 往復100,000マイル)と比べても、圧倒的に多くのマイルが必要です。
飛行ルートの選択肢
日本から南米への直行便は存在しません。必ず北米またはヨーロッパ経由となります。
✈️ 主な飛行ルート
- 北米経由(最も現実的)
- 東京→ダラス/ヒューストン(約12時間)→ブエノスアイレス/サンパウロ(約11時間)
- 東京→ロサンゼルス(約10時間)→リマ/サンティアゴ(約8時間)
- ヨーロッパ経由
- 東京→ロンドン/パリ(約12時間)→ブエノスアイレス/サンパウロ(約13時間)
- マイルは多く必要だが、ヨーロッパで途中降機できる
- 中東経由
- 東京→ドバイ(約11時間)→サンパウロ(約15時間)
- エミレーツ航空、カタール航空など
現実的な予算シミュレーション
💰 南米旅行12日間の予算例
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 航空券(往復) | エコノミー: 300,000~500,000円 ビジネス: 800,000~1,200,000円 |
| 燃油サーチャージ | 50,000~80,000円 |
| 宿泊費(11泊) | 中級ホテル: 110,000円(@10,000円/泊) 高級ホテル: 220,000円(@20,000円/泊) |
| 国内線(3~4本) | 100,000~150,000円 |
| 食費(12日間) | 60,000~120,000円 |
| 現地ツアー・アクティビティ | 100,000~200,000円 |
| 海外旅行保険 | 15,000~30,000円 |
| 合計 | 約735,000~1,280,000円 |
マイルを使った場合: 約435,000~780,000円(航空券代が不要)
💡 マイルで賢く節約
航空券代が30万~120万円と高額なため、マイルを使えば大幅な節約が可能です。
- JAL 110,000マイル = 約30万円分の航空券
- ANA 130,000マイル = 約40万円分の航空券
- ビジネスクラス 180,000~220,000マイル = 約80万~120万円分
南米映画ロケ地へマイルで行く6ステップ
治安対策・安全な旅行のための7つのルール
⚠️ 南米の治安リスク(2025年版GPI指数)
| 国 | 世界順位 | 評価 |
|---|---|---|
| ウルグアイ | 44位 | 南米で最も安全 |
| チリ | 54位 | 比較的安全 |
| アルゼンチン | 76位 | 中程度 |
| ペルー | 95位 | 注意が必要 |
| ブラジル | 132位 | 危険度高い |
| ベネズエラ | 163位 | 世界最悪レベル(渡航中止勧告) |
| (参考)日本 | 9位 | 世界トップクラス |
🛡️ 南米旅行の安全対策7つのルール
- 夜間の外出を避ける: 日没後はホテル内待機が基本
- 現金・貴重品を最小限にする: 分散管理、ダミー財布の使用
- スマホを路上で使わない: ひったくりの標的になる
- ファベーラ・スラム街に近づかない: 公認ツアー以外は絶対に入らない
- タクシーは配車アプリ(Uber)を使う: 白タクは避ける
- 派手な服装・高価な時計を避ける: 目立たないことが重要
- 海外旅行保険に加入: 盗難・疾病・事故に備える
高山病対策――標高3,000m超の旅
南米の主要観光地の多くは、標高2,400m~3,700mに位置します。高山病は誰にでも起こりうるため、事前対策が必須です。
⚠️ 高山病の症状と対策
| 場所 | 標高 | リスク |
|---|---|---|
| マチュピチュ | 2,400m | 中程度 |
| クスコ | 3,400m | 高い |
| ウユニ塩湖 | 3,700m | 非常に高い |
| ラパス | 3,640m | 非常に高い |
対策
- 高度順応: 到着後2~3日はゆっくり過ごす
- 水分補給: 1日2L以上
- ゆっくり行動: 走らない、重いものを持たない
- コカ茶: 現地で飲まれる高山病予防茶(効果は個人差あり)
- ダイアモックス: 高山病予防薬(医師に相談)
- アルコール・睡眠薬を避ける
ベストシーズンとモデルルート
南米のベストシーズン
📅 南米は南半球――季節が逆
- 夏(12月~3月): パタゴニア、ウユニ塩湖(鏡張り)、イグアスの滝
- 冬(6月~8月): ブラジル北部、ペルー(乾季)、ボリビア(乾季)
- 春・秋(4月~5月、9月~11月): チリ、アルゼンチン、ウルグアイ
モデルルート(16日間)
🗺️ 南米映画ロケ地巡り16日間プラン
1日目: 東京→ダラス(経由)→ブエノスアイレス(約30時間)
2~3日目: ブエノスアイレス観光(カサ・ロサーダ、タンゴショー)
4~5日目: エル・カラファテ→パタゴニア(ペリト・モレノ氷河)
6日目: ブエノスアイレス→リマ(国内線)
7日目: リマ→クスコ(国内線、高度順応)
8~9日目: マチュピチュ遺跡観光
10日目: クスコ→ラパス(バス or 国内線、高度順応)
11~12日目: ウユニ塩湖観光(鏡張り)
13日目: ラパス→サンティアゴ(国内線)
14日目: アタカマ砂漠観光(月の谷、星空ツアー)
15日目: サンティアゴ→ダラス(経由)→東京(約30時間)
16日目: 東京到着
予算: 約150万~180万円(マイル使用で約90万~120万円)
マイル予約のコツ――南米特典航空券の攻略法
💡 南米特典航空券の予約戦略
- 予約開始は330日前(JAL/ANA共通)
- 人気シーズン(12月~3月)は即日満席の可能性
- 複数ルートを検討
- 北米経由、ヨーロッパ経由、中東経由を全て検索
- 片道ずつ予約
- 往路・復路で異なるルートを組み合わせる
- ビジネスクラスも検討
- 26~32時間の長時間フライトでは価値が高い
- 提携航空会社を活用
- JAL: アメリカン航空、LATAM航空
- ANA: ユナイテッド航空、コパ航空
よくある質問(FAQ)
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🎬 映画ロケ地シリーズ
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✈️ マイル活用術シリーズ
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参考リンク:
外務省 海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/




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