北海道の映画ロケ地巡り!ANA・JALマイルで行く絶景旅行戦略

otaru unga マイル戦略

映画の舞台を訪れる旅、CINEMILEへようこそ。

私は普段、一介の会社員ですが、JALのスーパーフライヤーズカード(SFC)やデルタ航空のゴールドメダリオンを戦略的に維持し、効率的にマイルを貯めています。そのマイルの使い道こそが「映画ロケ地巡り」です。

今回取り上げるのは、日本の映画・ドラマの宝庫、北海道。広大な大地、雪景色、そして独特な文化が、数多くの名作を生み出してきました。『北の国から』の富良野、『Love Letter』の小樽、そして私の地元である札幌を舞台にした『探偵はBARにいる』。これらの地を巡る旅を「特典航空券」で実現するための、徹底的な戦略データを公開します。

【私のマイル人生はここから始まった】
マイルを貯めることに熱中し、気づけば70万マイルを達成した私の波乱万丈な物語は、こちらの記事で詳細に語っています。ロケ地巡りへの興味が爆発するまでの経緯をご覧ください。
【平凡なサラリーマンが70万マイル】出張でJALダイヤモンド達成→転職→SFC修行→映画ロケ地を目指す私のマイル人生

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『北の国から』から『Love Letter』まで。なぜ北海道が旅人を惹きつけるのか?

北海道の雄大な雪景色と映画のロケ地を巡る旅のイメージ
マイルで行く北海道旅行

北海道が映画のロケ地として選ばれるのは、その「日本のどこにもない風景」に尽きます。雄大な自然は、都市生活に疲れた人々の心を開放し、ドラマチックな物語の背景となります。

「映画ロケ地×マイル旅行」にハマった私の戦略的視点

 かつて、JALダイヤモンドを偶然達成し、その後マイルの魅力にハマりSFC修行計算し尽くして成功。しかし、手元に大量のマイルとポイントだけが残っていることに、ある種の虚無感を覚えました。マイルは単なる数字ではなく、人生の「経験」に換えるべきだと気づいたのです。その一つの答えが、映画の舞台を訪れることでした。

 国際線特典航空券は爆発的な効率がありますが、国内線も馬鹿にできません。特に東京-札幌間は、片道7,500マイル〜という少ないマイルでフライトでき、ハイシーズンを避ければ、国内旅行としては最高の費用対効果を発揮します。このデータがあるからこそ、国内のロケ地巡りも「マイルの戦略的活用」の一環として成立するのです。

 北海道は広大です。全てのロケ地を巡るのは時間と費用がかかります。だからこそ、私のような「普通の会社員」が限られた休暇で最大限の満足を得るには、訪問先の優先順位付けと、移動手段の戦略が重要になります。JALやANAのマイルを使って、新千歳・函館・釧路のどの空港に降り立つか、そこから始まる旅の設計が鍵となります。

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聖地から穴場まで!厳選された北海道ロケ地5選

『Love Letter』の舞台・小樽運河と秘密の学校(聖地の定番)

雪に覆われた小樽運河の夜景
小樽運河:冬の積雪時は映画の世界に完全に引き込まれます。

 「お元気ですか? 私は元気です。」あの名台詞と共に記憶に残る小樽は、日本の聖地巡礼の代名詞です。ガラス細工の街として有名ですが、私にとっては、岩井俊二監督の映像美が染み付いた場所。特に雪が降る時期に、観光客の少ない早朝の運河沿いを歩くと、まるで自分が映画の中に入り込んだような感覚になります。この体験こそ、マイルで時間を節約して行く価値があるものです。

 小樽へのアクセスは、新千歳空港(CTS)からJRで約1時間半、札幌からは約30分です。効率を考えると、新千歳にANAかJALの特典航空券で飛び、札幌を拠点に日帰りするのがベスト。もし、国際線で海外から帰国し、そのまま国内線に乗り継ぐ場合も、JAL/ANAともにスムーズな乗り継ぎが可能です。国内線は予約の変更が比較的容易なのも、仕事の都合が変わりやすい私には大きなメリットです。

 ロケ地巡りの戦略として、小樽運河の後は、映画に登場した旧日本郵船小樽支店(図書館として使われた建物)や、天狗山(ロープウェイ)を巡るのが定石です。移動は小樽駅前のバスを使うか、天候が良ければ徒歩で十分回れます。雪の時期は足元が悪いので、迷わずタクシーを使う方が賢明な解決策です。

『幸せの黄色いハンカチ』の記憶・夕張(隠れた名作と、マイルで繋ぐ地方の魅力)

夕張市の静かな雪に覆われた町並み
夕張:かつての賑わいと、高倉健さんが立っていた家のロケ地。

 夕張は、私の世代にとって「財政破綻」のイメージが強いかもしれませんが、映画ファンにとっては、高倉健さんが演じた主人公が妻を想って待つ家のロケ地です。寂れた町並みが、かえって深い情緒を生み出しています。ここは、観光地化されすぎた場所とは違う、北海道の「リアル」に触れられる穴場です。旅の目的が、ただの観光ではなく「物語への没入」であれば、必ず訪れるべき場所です。

 夕張はアクセスが難しく、新千歳空港から車で約1時間半、札幌からも高速道路経由で1時間強かかります。鉄道は廃線になってしまったため、移動にはレンタカーが必須です。しかし、この「アクセスの壁」こそが、観光客を遠ざけ、映画の世界観をそのまま残している要因です。レンタカー代も含めて費用対効果を考える必要がありますが、雄大な景色の中を車で走る開放感はプライスレスです。

 夕張を組み込むなら、道央・道東エリアを巡る旅の戦略に組み込みましょう。札幌や千歳で特典航空券を使い、レンタカーを借りて、富良野・美瑛方面とセットで巡るのが最も効率的解決策です。マイルで浮いた旅費を、レンタカー代とガソリン代に充てる。これが賢明な戦略です。

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『探偵はBARにいる』の夜・札幌すすきの(元道民が推す「夜の顔」)

雪の札幌すすきの交差点のネオンサイン、探偵はBARにいるの舞台
すすきの:映画の雰囲気そのままの、雪とネオンのコントラスト。

 私事ですが、実は私は北海道出身です。特に札幌は学生時代を過ごした場所であり、愛着があります。『探偵はBARにいる』は、私が知る「札幌の夜の顔」がそのまま描かれており、映画のロケ地というより、私自身の「聖地」です。雪とネオンが織りなす「すすきの」は、他のどの都市にもない独特の雰囲気があります。元道民として、このエリアは絶対に外せません。

 札幌は新千歳空港からJR快速で約40分。最もアクセス効率が高い場所です。マイル旅行の拠点としては最適で、ANA/JALどちらでもフライトが多く、特典航空券の予約もしやすいデータが出ています。私のようにSFCとゴールドメダリオンを持つ者から見ても、札幌中心部のホテルはポイントサイト経由や、マリオット・アメックスのポイント(SPGアメックス時代からの資産)を活用することで、宿泊費を劇的に抑えることが可能です。

 札幌を巡る戦略は、「昼と夜」のギャップを楽しむことです。昼は大通公園や時計台などの定番を回り、夜にすすきのへ繰り出し、映画に登場したような隠れた居酒屋を探す。特典航空券で手に入れた「旅の予算」を、美味しい食事とお酒に回すのが、私の戦略です。

『パコダテ人』の静寂・函館(坂道と異国情緒の穴場)

 函館は『パコダテ人』以外にも、多くの映画やドラマのロケ地として使われています。特に坂道から見下ろす函館港の景色、異国情緒あふれる教会群、そして何より朝市の活気。札幌や小樽とは違う、独特の静けさと歴史の重みを感じる街です。これは、海外出張で様々な都市を経験した私でも、新鮮に感じられる魅力です。

 函館空港(HKD)は東京からの直行便があり、効率的な旅が可能です。特典航空券の必要マイル数は新千歳とほぼ同等ですが、函館は都市がコンパクトなため、レンタカーがなくても市電やバスで主要ロケ地を回れるというメリットがあります。移動コストを抑えたい場合の戦略的な選択肢です。

『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』の感動・釧路(日本のウユニ塩湖と湿原)

広大な釧路湿原と蛇行する川
釧路湿原:雄大で、まるで日本のウユニ塩湖のような絶景。

 道東の釧路は、日本の原風景が残る場所です。広大な釧路湿原や、冬の阿寒湖の静寂。東京で働く「社畜」の私には、心底からリフレッシュできる地です。映画『RAILWAYS』が描いたのは、この地で働く人々の人生。その舞台をマイルで訪れるのは、ただの観光ではなく、人生観を見つめ直す旅になります。

 釧路空港(KUH)はANA・JAL共に就航しており、特典航空券でのアクセスが可能です。ただし、道東のロケ地巡りは広範囲にわたるため、こここそレンタカーが必須です。マイルで航空券代を浮かせ、その分をレンタカーとガソリン代に充てる戦略が、このエリアを制覇するための最適な解決策です。

アクセス: 北海道の主要空港へのマイル効率的なアクセス方法

delta
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ANA/JAL 特典航空券 必要マイル数徹底比較(国内線)

ANAとJALの国内線特典航空券必要マイル数比較チャート
特典航空券の必要マイル数データ(2025年最新版)。

北海道には、新千歳(CTS)、函館(HKD)、釧路(KUH)、旭川(AKJ)など複数の空港があり、ANA/JALどちらも就航しています。以下の通り、必要マイル数に大きな差はありません。

東京-北海道 特典航空券 必要マイル(片道/エコノミー)

  • ANA(ハイシーズン以外): 5,000〜7,500マイル
  • JAL(ディスカウントマイル期): 6,000〜7,500マイル

※2025年の最新ルールに準拠しています。必要マイルは時期や空席状況で変動します。

【必読】マイル戦略の最適解
ANAとJAL、どちらのマイルを貯めるべきかについては、私の70万マイルデータに基づき、徹底的に比較しています。改定後の最新戦略も公開中です。
【2025年6月改定完全対応】ANAマイルとJALマイルどっちを貯めるべき?70万マイル貯めた私が実体験で徹底比較

ANAとJAL、どちらのマイルで飛ぶべきか?(私のSFC/JGC視点)

 私はJALのSFC会員です(ライフタイムステータスは最強です)。また、デルタのゴールドメダリオンも持っています。正直なところ、国内線でのサービス差はほとんどありません。だからこそ、私のようなステータスホルダーは、「特典航空券の取りやすさ」と「決済カードとの連携」で判断します。

 マイル戦略として、効率を最大化する鍵は、「手持ちのマイルが多い方」、あるいは「クレジットカードでより多くマイルが貯まる方」を優先することです。私はJAL SFCですが、決済はマリオットボンヴォイアメックスがメインで、ANAやJALのマイルに高効率で交換しています。どちらの空港ラウンジも利用できるので、予約が取りやすい方を優先するのが賢明な戦略です。

旅のプラン: 3泊4日で巡る!北海道ロケ地戦略的な周遊モデルコース

広大な北海道を効率的に巡るための3泊4日モデルコースを提示します。映画のロケ地をただ巡るだけでなく、マイルを活用して宿泊費も抑える戦略を組み込みます。

3泊4日 周遊モデルコース(道央・道南集中型)

  1. 1日目: 東京→新千歳(マイル)
    新千歳着後、JRで札幌へ移動。昼食後にレンタカーを借り、夕方に小樽へ。『Love Letter』のロケ地巡り。夜は小樽泊。
  2. 2日目: 小樽→夕張→札幌
    朝、小樽運河を散策後、レンタカーで夕張へ移動。『幸せの黄色いハンカチ』のロケ地訪問。夕方、札幌へ戻り、夜はすすきのへ。『探偵はBARにいる』の世界に浸る。札幌泊。
  3. 3日目: 札幌→函館
    朝、札幌から特急列車(あるいは国内線特典航空券)で函館へ移動。観光地の坂道、教会群を巡り、『パコダテ人』のロケ地を堪能。夜は函館山からの夜景。函館泊。
  4. 4日目: 函館→帰路(マイル)
    朝市で海鮮を堪能後、函館空港(HKD)からマイルで帰路へ。

費用と戦略: 旅費を最小化するための効率的なマイル獲得法と移動術

マリオット・アメックスのポイント活用で旅費を抑える

デルタアメックスゴールドとマリオットボンヴォイアメックスカードのイメージ
デルタアメックスゴールド:長年の戦略を支えるメインカードの一つ。

 旅費の大きなウェイトを占めるのは、航空券と宿泊費です。航空券をマイル(ANA/JAL)で賄うのは当然として、宿泊費はポイントで賄うのが私の戦略です。特にマリオットボンヴォイアメックス(年間決済200-300万円)で貯めたポイントは、60,000ポイント→25,000マイルと、高効率でマイルに交換できますが、北海道内のマリオット系列ホテルに無料宿泊するのも、費用対効果が高い使い道です。

 国内旅行でJAL/ANAマイルの獲得効率を上げるには、マリオット・アメックスでポイントを貯め、必要に応じてANA/JALマイルに交換するのが最強です。これにより、国内線特典航空券の予約が難しくても、ポイントをマイルに柔軟に振り分け、旅の柔軟性(システム的思考)を確保することができます。

【参考】私のメインカード戦略
デルタアメックスゴールドをメインに据えながら、マリオットアメックスをサブとしてどう使い分けているか。私の戦略を詳細に解説しています。
デルタアメックスゴールド徹底攻略(完全版)|3年間で16万マイル獲得した全記録【2025年最新】

【秘密】元道民の私が教える「道産子ならではの旅の戦略」

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ANAカード
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最後に、地元出身の私だからこそ知っている、北海道ロケ地巡りのための戦略を、こっそりお教えします。

道産子流・北海道旅行の攻略法

  • 車移動の「高速道路」は賢く使う:道民はほとんど高速道路を使いません。しかし、限られた日程でロケ地を効率的に巡るには、迷わず高速を使います。マイルで浮いた予算を高速代に回しましょう。
  • 雪道は諦める戦略:冬のロケ地巡りはロマンがありますが、雪道運転に慣れていない方は絶対にお勧めしません。旅の効率と安全を最優先し、札幌・小樽などの都市部集中型戦略に切り替えてください。
  • 隠れた「グルメ」は駅前ではなく「市場」:観光客向けの海鮮丼ではなく、地元の人が行く市場(札幌の場外市場など)で、地元の食材を仕入れて宿泊先で食べるのが、最も満足度の高い戦略です。

北海道は、雄大であるがゆえに、移動に時間がかかります。だからこそ、私のような「効率データを愛する会社員」にとって、マイルを活用した国内旅行は、最も戦略的な選択肢となるのです。

まとめ: 映画とマイルが繋ぐ、北海道の旅の奥深さ

北海道の映画ロケ地巡りは、単なる観光ではありません。『Love Letter』の郷愁、『探偵はBARにいる』の熱い夜、そして『RAILWAYS』の人生観。これらの物語の背景を、特典航空券という戦略で実現する旅です。

JAL SFC会員の私も、デルタゴールドメダリオンを持つ私も、結局は「マイルを経験に変える」というシンプルな目的で動いています。あなたの貯めたマイルを、ぜひこの広大な映画の舞台、北海道で最大限に活用してみてください。

この記事が、あなたの次の旅の戦略に役立つことを願っています。ご質問や感想があれば、ぜひコメント欄で教えてください。

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