【地図付】『リトル・マーメイド』のロケ地サルデーニャ島への行き方!イタリア・デンマーク旅行

『リトル・マーメイド』の舞台:あの青い海はどこ?

2023年に公開された実写版『リトル・マーメイド』。映画館のスクリーンいっぱいに広がる、あの透き通るような青い海と、荒々しくも美しい岩場。ハリー・ベイリー演じるアリエルが歌う「パート・オブ・ユア・ワールド」のシーンを見て、こう思ったのは私だけではないはずです。

「この場所に行きたい。絶対に、自分の目でこの景色を見たい!」

まだ見ぬ憧れの地。調べれば調べるほど、その魅力に引き込まれていきます。映画の主な撮影地は、イタリアの至宝サルデーニャ島。そして物語の原点であるアンデルセンの故郷、デンマークです。

地中海の夕日と人魚のシルエット、リトル・マーメイドの世界観を表現したアイキャッチ画像
憧れの地中海、サルデーニャ島の夕景(イメージ)

この記事では、いつか必ず訪れることを夢見てリサーチした、サルデーニャ島とデンマークへの「ロケ地巡礼」プランを共有します。マイルを使ってお得に、そして賢く旅する方法も一緒に考えました。さあ、アリエルの住む世界へ、妄想旅行に出発しましょう!

サルデーニャ島:エリック王子の城と海岸線

映画のメイン舞台となったのは、地中海に浮かぶイタリアの島、サルデーニャ島です。「地中海の宝石」とも呼ばれるこの島は、エメラルドグリーンの海と白い砂浜、そして独特の岩肌が特徴です。

サンタ・テレーザ・ガッルーラ:アリエルとエリックが出会う海

サルデーニャ島の北端に位置するサンタ・テレーザ・ガッルーラ(Santa Teresa Gallura)。ここにある奇岩と透き通るような海が、映画の多くのシーンで使われています。

サルデーニャ島の美しい海岸線、エメラルドグリーンの海と白い砂浜の空撮
サルデーニャ島の海岸線。この青さはまさに映画そのもの!

特に印象的なのは、アリエルが岩陰からエリック王子を見つめるシーンや、二人が馬車で駆けるシーン。CGで加工されている部分もありますが、ベースとなっているのはこの島の自然そのものです。Googleマップで航空写真を見ているだけで、ため息が出るほどの美しさです。

💡 旅行者向けヒント

サンタ・テレーザ・ガッルーラへは、オルビア空港から車で約1時間半。レンタカーを借りて、海岸線をドライブしながら向かうのが最高だそうです!

カステルサルド:エリック王子の城のモデル

エリック王子の城のモデルの一つと言われているのが、中世の城塞都市カステルサルド(Castelsardo)です。海に突き出た岩山の上に築かれた城壁と、カラフルな家々。まさにファンタジーの世界です。

カステルサルドの城塞都市、海に突き出た岩山の上に建つ中世の街並み
カステルサルドの全景。ここを歩けば、陸の世界に憧れたアリエルの気分になれそう。

石畳の路地を迷いながら歩き、頂上のドリア城から地中海を見下ろす…。想像しただけでワクワクしませんか?近くには「象の岩(Roccia dell’Elefante)」というユニークな岩もあり、観光スポットとしても充実しています。

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デンマーク・コペンハーゲン:物語の原点

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実写版のロケ地ではありませんが、『リトル・マーメイド』を語る上で外せないのが、原作者ハンス・クリスチャン・アンデルセンの故郷、デンマークです。

ニューハウン:アンデルセンが愛した港町

コペンハーゲンの象徴とも言えるニューハウン(Nyhavn)。カラフルな木造家屋が運河沿いに並ぶこの地区に、アンデルセンは長く住んでいました。

コペンハーゲンのニューハウン、運河沿いに並ぶカラフルな建物と船
おとぎ話の世界のようなニューハウン。アンデルセンもこの景色を見て物語を紡いだのでしょうか。

運河クルーズに乗って、水面から街を眺めるのもおすすめ。海と共に生きた人々の歴史を感じられる場所です。

人魚姫の像:静かに海を見つめる象徴

ランゲリニエ公園の海沿いにある「人魚姫の像」。世界三大がっかりスポットなんて言われることもありますが、ファンにとっては聖地中の聖地。岩の上に座り、物憂げに海を見つめる姿は、切なくも美しい物語そのものです。

コペンハーゲンの人魚姫の像、岩の上に座り海を見つめるブロンズ像
静かに海を見つめる人魚姫。その背中には、物語の切なさが漂っています。

この像を見るためだけにコペンハーゲンを訪れる人も多いとか。朝早くに行けば、静かな雰囲気の中で対面できるかもしれません。

ロケ地への行き方:日本からのアクセス

さて、ここからは現実的な「行き方」のお話です。日本からサルデーニャ島、そしてデンマークへはどう行けばいいのでしょうか?

日本からサルデーニャ島とデンマークへのフライトルートマップ
今回の旅のルートイメージ。ヨーロッパを縦断する壮大な旅になりそうです。

サルデーニャ島(オルビア空港)へのルート

日本からサルデーニャ島への直行便はありません。一般的なのは、ヨーロッパの主要都市を経由するルートです。

  • 経由地: ローマ、ミラノ、フランクフルト、ミュンヘンなど
  • 到着空港: オルビア・コスタ・スメラルダ空港 (OLB)

例えば、羽田からフランクフルトまで飛び、そこからルフトハンザ航空でオルビアへ。これならスターアライアンスで統一できるので、ANAマイルが使いやすそうです。

コペンハーゲンへのアクセス

コペンハーゲンへは、スカンジナビア航空(SAS)が羽田から直行便を飛ばしています(※運航状況は要確認)。または、ヘルシンキ経由(フィンエアー)や、ロンドン、パリ経由なども便利です。

マイルで実現する「アリエルの世界」への旅

ヨーロッパ旅行、しかも離島を含む周遊となると、航空券代はかなりの高額になります。そこで活用したいのが「マイル」です。今回は、ANAマイルとJALマイル、それぞれの戦略を考えてみました。

ANAマイル vs JALマイル:サルデーニャ&デンマーク攻略戦

どちらのマイルを貯めるべきか、この旅程に限って比較してみましょう。

ANAマイル(スターアライアンス)

メリット:
ヨーロッパ内のネットワークが最強です。ルフトハンザ航空(ドイツ)、オーストリア航空、スイスインターナショナルエアラインズなどが加盟しており、サルデーニャ島(オルビア)への接続が非常にスムーズ。
デメリット:
人気路線のため、特典航空券の競争率が高いこと。特にビジネスクラスは争奪戦です。

詳しくはANAマイル完全初心者ガイドも参考にしてください。

JALマイル(ワンワールド)

メリット:
フィンエアーを使えば、日本から最短最速でヨーロッパ(ヘルシンキ)に入れます。そこからコペンハーゲンはすぐ近く。また、ブリティッシュ・エアウェイズを使えばロンドン経由も可能です。
デメリット:
サルデーニャ島への直行便を持つワンワールド加盟航空会社が少なく、乗り継ぎが少し複雑になる可能性があります。

JAL派の方はJALマイル完全初心者ガイドをチェック!

🏆 結論

サルデーニャ島をメインにするなら、乗り継ぎの選択肢が多いANAマイル(スターアライアンス)がやや有利!デンマーク重視ならJAL(フィンエアー)も魅力的です。

さらに詳しい比較は、ANA
vs
JALマイル比較記事
で解説しています。

映画の世界に浸る!おすすめ観光スポット

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現地に行ったら絶対に見逃せない、映画の世界観に浸れるスポットをピックアップしました。

レナ・マヨレ・ビーチ:アリエルが岩場から顔を出した場所

サルデーニャ島北部のレナ・マヨレ(Rena Majore)。こここそが、アリエルが岩場から顔を出し、エリック王子を助けた浜辺のロケ地と言われています。

レナ・マヨレ・ビーチ、白い砂浜と透明度の高い海、岩場
この岩場のどこかにアリエルが隠れていそう…。夕暮れ時に訪れて、あの名シーンを再現したい!

白い砂浜と、透明度の高い水。そして特徴的な岩。ここで「パート・オブ・ユア・ワールド」を(心の中で)歌うのが、この旅のハイライトになること間違いなしです。

アリエルの岩:物語が動いた場所

映画の中で何度も登場する象徴的な岩。サルデーニャ島の海岸線には、まさに「アリエルの岩」と呼びたくなるような岩場が点在しています。

海に浮かぶ特徴的な岩、アリエルが座っていた岩を彷彿とさせる風景
波が打ち寄せる岩場。ここでアリエルは、まだ見ぬ世界への憧れを歌ったのかもしれません。

波の音を聞きながら、岩の上に座って海を眺める。それだけで、映画の主人公になったような気分に浸れそうです。

映画スタジオ(パインウッド):嵐のシーンの裏側

壮絶な嵐のシーンや、海中のシーンの多くは、イギリスのパインウッド・スタジオにある巨大なウォータータンクで撮影されました。

以下はイメージ画像です

映画スタジオの巨大なウォータータンク、撮影セットの様子
魔法のような映像が生み出された場所。最新技術と俳優たちの演技力が合わさって、あの世界が作られたんですね。

スタジオ見学は難しいかもしれませんが、映画のメイキング映像を見てからロケ地を訪れると、感動もひとしおです。

旅行プランと費用概算

最後に、私が妄想している「7泊9日 イタリア&デンマーク周遊プラン」を公開します。

7泊9日:イタリア&デンマーク周遊モデルコース

  • 1日目: 羽田発 → フランクフルト経由 → オルビア着(サルデーニャ島泊)
  • 2日目: レンタカーでサンタ・テレーザ・ガッルーラへ。レナ・マヨレ・ビーチで海水浴。(サルデーニャ島泊)
  • 3日目: カステルサルド観光。エリック王子の城の雰囲気を味わう。(サルデーニャ島泊)
  • 4日目: オルビア発 → コペンハーゲンへ移動。(コペンハーゲン泊)
  • 5日目: ニューハウン、人魚姫の像観光。アンデルセンの足跡を辿る。(コペンハーゲン泊)
  • 6日目: コペンハーゲン市内観光、または近郊の古城巡り。(コペンハーゲン泊)
  • 7日目: コペンハーゲン発 → 帰国の途へ。(機内泊)
  • 8日目: 日本着。

予算はいくら必要?

全て現金で手配すると、航空券だけで20〜30万円(エコノミー)は下りません。ホテル代や食事代を含めると、1人50万円コースでしょうか…。

でも、マイルを使えば航空券代は燃油サーチャージのみ! 浮いたお金で、海が見える素敵なホテルに泊まったり、美味しいシーフードを堪能したりできます。これこそが、マイル旅の醍醐味です。

まとめ:憧れの場所は、行くためにある

『リトル・マーメイド』のロケ地、サルデーニャ島とデンマーク。映画を見て「行きたい」と思ったその気持ちは、旅への招待状です。

地中海に沈む夕日、旅の終わりを告げる美しい風景
いつかこの夕日を、自分の目で見に行きましょう。

私もまだ、この景色を写真でしか見ていません。でも、こうして調べてプランを立てるだけで、もう旅は始まっている気がします。マイルをコツコツ貯めて、いつか必ず、あのアリエルの海へ。あなたも一緒に目指してみませんか?

他のディズニー映画のロケ地も気になる方は、ディズニー実写ロケ地ガイドや、イタリア映画ロケ地ガイドもぜひチェックしてみてくださいね。

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