アジア・オセアニアのジブリロケ地|千と千尋・ラピュタ・もののけ姫を訪ねる旅

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※筆者撮影

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なぜアジア・オセアニアにジブリの聖地があるのか?日本から近い感動体験への誘い

ヨーロッパのロケ地も素晴らしいですが、「まずは手軽に行ける場所から」という方におすすめなのが、アジア・オセアニア地域のジブリロケ地です。

フライト時間が短く、マイル数も少なく、日本語が通じやすい——初めての海外ロケ地巡りに最適です。

この記事では、アジア・オセアニアにある3つのジブリロケ地を、実体験を交えて詳しくご紹介します。

【What】アジア・オセアニアを巡るジブリ映画のロケ地探訪:千と千尋、ラピュタ、もののけ姫の世界へ

  1. 千と千尋の神隠し – 台湾・九份
  2. 天空の城ラピュタ – オーストラリア・パロネラパーク
  3. もののけ姫 – 日本・屋久島

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【What】『千と千尋の神隠し』のモデル、台湾・九份(ジョウフェン)で映画の世界を体感

【What】『千と千尋の神隠し』の舞台を特定!九份の映画と現実を繋ぐ場所

「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルとして世界的に有名なのが、台湾北部の山あいにある古い町「九份(きゅうふん、ジョウフェン)」です。

公式には否定されているものの、赤い提灯が灯る階段、ノスタルジックな茶館、霧に包まれる幻想的な雰囲気——すべてが映画の世界そのもので、世界中のジブリファンが聖地として訪れています。

19世紀末にゴールドラッシュで栄えた町は、1971年に炭鉱が閉山して一時衰退しましたが、1989年の映画「悲情城市」のロケ地となって再び脚光を浴びました。そして「千と千尋の神隠し」公開後、ジブリファンの聖地として世界的に有名になりました。

【How】九份(ジョウフェン)で『千と千尋の神隠し』の世界を深く味わうための見どころ徹底解説

【What】九份の象徴:映画の雰囲気を色濃く残す「阿妹茶酒館」の魅力

九份のシンボル的存在。赤い提灯が灯る外観は、まさに「千と千尋の神隠し」の湯屋そのもの。

  • ベスト時間帯: 夕暮れ時(17:30〜18:30)、提灯が灯り始める瞬間が最も美しい
  • 夜景: 19:00〜21:00は赤い提灯が幻想的
  • 内部: 台湾茶と茶菓子を楽しめる(1人500〜800台湾ドル、約2,000〜3,200円)
  • テラス席: 九份の街並みを一望できる特等席
  • 混雑: 週末・休日は激混み、平日の早い時間がおすすめ

【What】映画のシーンを再現!九份の「豎崎路(シューチールー)」でノスタルジックな散策

メインストリートの急な階段。両脇に茶館や土産物店が並ぶ、九份で最も有名な通り。

  • 長さ: 約300m、階段約200段
  • 雰囲気: 千尋が階段を駆け上がったシーンそのもの
  • お店: 茶館、土産物店、食べ歩きグルメの店が密集
  • 撮影スポット: 階段の途中から見上げる・見下ろす景色が絶景
  • 注意: 雨の日は階段が滑りやすい、運動靴推奨

【What】活気あふれる九份のメインストリート「基山街(ジーシャンジエ)」:映画の空気を感じる路地裏散策

九份のもう一つのメインストリート。豎崎路と平行に走る食べ歩きストリート。

  • グルメ: タロイモ団子、草餅、魚丸スープ、臭豆腐など
  • おすすめ: 阿柑姨芋圓(タロイモ団子の老舗)
  • 混雑: 豎崎路より空いている

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【How】九份(ジョウフェン)で味わうべき!映画の世界に浸るグルメガイド

九份の名物グルメ:

  1. タロイモ団子(芋圓): 九份の名物スイーツ、温かいタロイモ団子にシロップ
  2. 草餅(草仔粿): ヨモギ餅に餡が入った台湾の伝統菓子
  3. 魚丸スープ(魚丸湯): 魚のすり身団子のスープ
  4. 花生捲冰淇淋: ピーナッツ粉とアイスを春巻きの皮で巻いたデザート
  5. 臭豆腐: 台湾名物、独特の匂いだが美味

どうやって行くのか?

方法詳細所要時間料金
① バス(おすすめ)台北MRT忠孝復興駅→九份
バス番号:1062番
約90分115台湾ドル(約460円)
② 電車+バス台北→瑞芳駅→九份約55分64台湾ドル(約256円)
③ タクシー台北から直行約1時間片道1,000台湾ドル(約4,000円)
④ ツアー日本語ガイド付き半日〜1日5,000〜8,000円

【What】九份(ジョウフェン)への旅に必要な航空券情報:エコノミー往復のマイル目安

  • ANA: 約17,000〜23,000マイル(ローシーズン〜ハイシーズン)
  • JAL: 約17,000〜23,000マイル
  • ルート: 成田/羽田→台北(直行便、約4時間)
  • ポイント: 日本から最も近いジブリロケ地!週末旅行でも行けます

【What】『天空の城ラピュタ』に想いを馳せる、オーストラリア・パロネラパークの幻想的な ruins

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【What】パロネラパークが『天空の城ラピュタ』のモデルになった理由とは?映画と現実の繋がり

オーストラリア・ケアンズから南へ約120km、熱帯雨林の中に佇む廃墟の城「パロネラパーク(Paronella Park)」。

公式には認められていませんが、「天空の城ラピュタ」のラピュタ城のモデルではないかとファンの間で語り継がれている場所です。

スペイン出身のホセ・パロネラが1930年代に夢を追って建てた城は、現在ジャングルに飲み込まれつつあり、その姿はまさに「人がいなくなった後のラピュタ」そのもの。

20年前と7年前の訪問者が語る、パロネラパークの感動体験:時を超えて響くラピュタの世界

私は20年前と7年前の2回、パロネラパークを訪れました。

20年前の初訪問:
大学時代、バックパッカーとしてオーストラリアを旅していた時に訪問。当時はまだ観光地化されておらず、本当の廃墟のようでした。ジャングルに飲み込まれた城を見て、「本物のラピュタだ!」と興奮したのを覚えています。

7年前の家族旅行:
妻と2人の子供(当時5歳と3歳)と一緒に訪問。20年前より整備されていましたが、ジャングルに飲み込まれた雰囲気は健在。

家族4人で「バルス!」と叫びながら廃墟を探検したのが忘れられない思い出です。子供たちは「本当にラピュタだ!」と大興奮。

特に印象的だったのが夜のライトアップツアー。暗闇の中、城が幻想的に浮かび上がる様子は、シータとパズーが初めてラピュタを見たシーンを思い出させます。蛍も飛び交い、幻想的な雰囲気でした。

【How】パロネラパーク(オーストラリア)で『天空の城ラピュタ』の世界を堪能する詳細な見どころ

【What】パロネラパークの荘厳なる「グランドスターケース」:ラピュタの秘密基地を思わせる景観

  • 城への入口となる大階段
  • 蔦に覆われた石段は、まさにラピュタへの入口
  • 階段の両脇に熱帯植物が生い茂る

【What】かつての栄華を偲ぶ「ボールルーム跡」:パロネラパークに漂うノスタルジー

  • かつてのダンスホール
  • 柱だけが残り、屋根はなく、天井が空
  • ジャングルに飲み込まれた美しい廃墟
  • 最も写真映えするスポット

【What】自然が織りなす神秘、パロネラパークの「カスケード」:ラピュタの滝を想像させる光景

  • 人工の滝、ホセ・パロネラが造った
  • 熱帯雨林の中を流れる川と滝
  • 水音が心地よい

【How】幻想的な夜のパロネラパークへ:感動必至の「夜のライトアップツアー」体験

  • 日没後のツアー(要予約)
  • 城が幻想的にライトアップされる
  • 蛍も飛び交う
  • 所要時間:約1時間
  • 料金:大人約4,500円、子供約2,300円

どうやって行くのか?

項目詳細
最寄り空港ケアンズ空港(CNS)
日本からのフライト直行便で約7時間
ケアンズからパロネラパークレンタカー約1時間30分、または日帰りツアー(12,000〜18,000円)
入場料大人49AUD(約4,900円)、2日間有効
ベストシーズン5月〜10月(乾季で快適)

【What】パロネラパーク(オーストラリア)への旅に必要な航空券情報:エコノミー往復のマイル目安

  • ANA: 約37,000〜45,000マイル(ローシーズン〜ハイシーズン)
  • JAL: 約36,000〜45,000マイル
  • ルート: 成田/羽田→ケアンズ(直行便、約7時間)
  • ポイント: 家族旅行に最適!グレートバリアリーフと合わせて楽しめます

【What】『もののけ姫』の精霊たちの故郷、日本・屋久島・白谷雲水峡の深淵

【What】屋久島・白谷雲水峡が『もののけ姫』の舞台として選ばれた理由:自然が息づく森

「もののけ姫」のシシ神の森のモデルとして有名なのが、鹿児島県・屋久島の白谷雲水峡です。

宮崎駿監督自身が屋久島を訪れ、その深い森の神秘的な雰囲気に感銘を受けて制作したと言われています。

苔むした巨木、幻想的な霧、原生林の静寂——まさに太古の日本の森がそのまま残されている場所です。

【How】屋久島・白谷雲水峡で『もののけ姫』の世界に浸るための詳細な見どころ

【How】屋久島・白谷雲水峡トレッキング:『もののけ姫』の冒険へ出発!

  • 入口から苔むす森まで片道約1時間
  • 巨大な屋久杉、緑の苔に覆われた岩、清流のせせらぎ
  • すべてが映画のワンシーンのよう

【What】『もののけ姫』の聖地「苔むす森(Moss-Covered Forest)」:神秘的な空気に包まれる体験

  • 白谷雲水峡のハイライト
  • 深い緑の苔に覆われた森
  • まさにシシ神が現れそうな神秘的な雰囲気
  • 朝の霧が立ち込める時間帯は特に幻想的

【How】屋久島でさらに奥へ!「縄文杉」トレッキングと『もののけ姫』の世界観

  • 体力に自信がある方向け
  • 樹齢7200年とも言われる縄文杉
  • 往復約10時間の本格的なトレッキングコース
  • 早朝4:00出発、17:00帰着

【How】屋久島・白谷雲水峡トレッキングに必要な装備:快適に『もののけ姫』の世界を歩くために

必須装備:

  1. 登山靴: 防水性のある登山靴(スニーカー不可)
  2. レインウェア: 上下セパレート型(屋久島は雨が多い)
  3. バックパック: 20〜30L、両手が空くもの
  4. : 1〜2L(途中で補給不可)
  5. 行動食: おにぎり、パン、チョコレートなど

どうやって行くのか?

項目詳細
最寄り空港屋久島空港(鹿児島空港から約40分)
アクセス羽田→鹿児島→屋久島(飛行機、約3時間)
鹿児島→屋久島(高速船、約2時間)
白谷雲水峡へレンタカーで約30分、またはバス
ベストシーズン3月〜5月、10月〜11月(梅雨・台風を避ける)

【What】屋久島(白谷雲水峡)への旅に必要な交通費情報:エコノミー往復のマイル目安

  • ANA: 約12,000〜15,000マイル(羽田→鹿児島→屋久島)
  • JAL: 約12,000〜15,000マイル
  • 特典: 国内線なので少ないマイルで行ける!

【How】ジブリ聖地巡礼!アジア・オセアニアを効率よく巡る周遊プラン

【How】【プラン1】週末で満喫!台湾・九份(ジョウフェン)への2泊3日ジブリ旅

旅程:

  • Day 1: 夕方台北着、夜に九份へ(夜景)
  • Day 2: 台北市内観光(故宮博物院、台北101など)
  • Day 3: 午前台北観光、午後帰国

必要マイル: 17,000〜23,000マイル
予算: マイル+現地費用約3万円

【How】【プラン2】家族で感動体験!ケアンズ・パロネラパークを巡る5泊7日ラピュタ旅行

旅程:

  • Day 1: ケアンズ到着
  • Day 2: グレートバリアリーフ
  • Day 3: パロネラパーク日帰り
  • Day 4: キュランダ観光
  • Day 5: 市内観光、ビーチ
  • Day 6-7: 帰国

必要マイル: 37,000〜45,000マイル×人数
予算: マイル+現地費用約20万円(4人家族)

【How】【プラン3】日常を離れて癒される!屋久島(白谷雲水峡)への3泊4日もののけ姫旅

旅程:

  • Day 1: 屋久島到着、宿泊施設チェックイン
  • Day 2: 白谷雲水峡トレッキング
  • Day 3: ヤクスギランド、西部林道ドライブ
  • Day 4: 午前観光、午後帰宅

必要マイル: 12,000〜15,000マイル
予算: マイル+現地費用約6万円


まずは近場から!アジア・オセアニアのジブリロケ地巡りで感動体験を始めよう

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アジア・オセアニアのジブリロケ地は、ヨーロッパに比べて手軽に行けるのが最大の魅力です。

特に台湾・九份は、わずか17,000マイル、フライト4時間で行ける最も近いジブリロケ地。週末旅行でも十分楽しめます。

まずは近場から始めて、徐々に範囲を広げていくのがおすすめです。

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