【なぜ?】ヨーロッパに息づくジブリの世界観|聖地巡礼で感動体験を深める理由
ジブリ映画の多くが、ヨーロッパの美しい街並みや風景をモデルにしています。宮崎駿監督が実際に訪れ、インスピレーションを受けた場所も少なくありません。
この記事では、ヨーロッパにある4つのジブリロケ地を詳しくご紹介します。実際に訪れた体験談も交えながら、マイルを使った効率的な周遊プランもご提案します。
【何が?】ヨーロッパ4大ジブリ映画ロケ地:『魔女の宅急便』『ラピュタ』『紅の豚』舞台一覧
- 魔女の宅急便 – ストックホルム・ガムラスタン(スウェーデン)
- 魔女の宅急便 – ゴットランド島・ヴィスビー(スウェーデン)
- 天空の城ラピュタ – ウェールズ地方(イギリス)
- 紅の豚 – ドゥブロヴニク(クロアチア)
【どこで?】『魔女の宅急便』の舞台!ストックホルム・ガムラスタン(スウェーデン)でキキに会う旅
【何が?】『魔女の宅急便』の世界観を再現!ストックホルム・ガムラスタンの映画舞台を徹底解説
「魔女の宅急便」でキキが修行のために降り立った港町のモデルが、スウェーデンの首都ストックホルムの旧市街「ガムラスタン(Gamla Stan)」です。
ガムラスタンは13世紀から続く歴史ある旧市街で、「古い町」を意味します。スタジオジブリの公式サイトでも「大いに参考にした場所」として明記されており、宮崎駿監督が実際に訪れてスケッチした場所として知られています。
石畳の坂道、中世の建物、カラフルな壁、狭い路地——すべてが映画の世界そのままです。
【いつ?どうやって?】2025年最新!ストックホルム・ガムラスタン聖地巡礼体験レポート
2025年、妻の希望で北欧食器を買いに行った旅で訪れました。地下鉄Gamla Stan駅を降りると、目の前に広がるのは映画の世界。
まず訪れたのはストールトリエット広場(Stortorget)。広場を囲むカラフルな建物——黄色、オレンジ、赤、緑——は、キキがパン屋を見つけたシーンを彷彿とさせます。広場に面したカフェで休憩しながら、「ここでキキが働いていたら…」と想像を膨らませました。
狭い路地ヴェステルロングガタン通り(Västerlånggatan)を歩くと、映画に出てきそうな小さな雑貨店やカフェが並んでいます。特に印象的だったのは、急な坂道の階段。キキが箒で飛んでいたら、こんな感じだったんだろうなと思いました。
リッダーホルム教会(Riddarholmskyrkan)の尖塔は、映画に登場する時計塔を思い出させます。教会の周辺は静かで、観光客も少なく、ゆっくり散策できました。
北欧食器を買いに来たはずが、完全にジブリの世界に浸っていました。妻も「ストックホルムに住みたい」と言い出すほど、魅力的な街でした。
【どう見る?】ストックホルム・ガムラスタン|『魔女の宅急便』ファン必見の詳細スポットガイド
【どこ?】ストックホルム・ガムラスタンの象徴!ストールトリエット広場(Stortorget)で映画の雰囲気に浸る

- ガムラスタンの中心にある広場
- カラフルな建物が並び、映画の世界観にぴったり
- クリスマスマーケットが有名(12月)
- カフェやレストランが多く、休憩スポットとして最適
- ノーベル博物館もここにあります
【どこ?】迷路のような路地が魅力!ヴェステルロングガタン通り(Västerlånggatan)で『魔女の宅急便』の世界へ

- ガムラスタンのメインストリート
- お土産屋、カフェ、レストランが並ぶ賑やかな通り
- キキが飛んでいた街並みを歩ける
- 夏は観光客で混雑、早朝がおすすめ
【どこ?】王宮(Kungliga Slottet)周辺で感じる、ストックホルムの歴史とジブリの世界

- ガムラスタンの北端にある現役の王宮
- 衛兵交代式が見られる(毎日12:15、日曜は13:15)
- 内部見学も可能(大人160SEK、約2,400円)
- 王冠や宝物が展示されている
【どこ?】リッダーホルム教会(Riddarholmskyrkan)から眺める、ガムラスタンの絶景と映画の記憶

- ガムラスタンの西側にある美しい教会
- 尖塔が印象的で、映画の時計塔を思い出させる
- スウェーデン王家の墓所
- 夏季のみ開館(5月〜9月)
【どこ?】細い路地が迷宮!モーテン・トローツィグ・グレン(Mårten Trotzigs gränd)で隠れ家気分を味わう

- ストックホルムで最も狭い路地(幅90cm)
- 急な階段の狭い路地は、まさにキキの世界
- インスタ映えスポット
【何を食べる?】ストックホルム・ガムラスタンで楽しむ!『魔女の宅急便』気分のおすすめグルメ
スウェーデン料理
- ミートボール(Köttbullar): スウェーデンの定番料理
- トースト・スカーゲン(Toast Skagen): エビのオープンサンド
- シナモンロール(Kanelbulle): スウェーデンの国民的お菓子
おすすめカフェ
- Café Schweizer: 1912年創業の老舗カフェ、シナモンロールが絶品
- Chokladkoppen: ストールトリエット広場に面したカフェ、テラス席が人気
どうやって行くのか?
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 最寄り空港 | ストックホルム・アーランダ空港(ARN) |
| 日本からのフライト | 直行便なし、ヘルシンキ・コペンハーゲン経由が一般的 |
| 所要時間 | 約12〜14時間(乗り継ぎ含む) |
| 空港から市内 | アーランダエクスプレス(電車)で約20分、片道295SEK(約4,500円) |
| ガムラスタンへ | 地下鉄Gamla Stan駅下車すぐ |
| ベストシーズン | 5月〜9月(日照時間が長く、気候が穏やか) |
【いくら?】ストックホルム・ガムラスタン往復に必要なマイル数(エコノミー)をチェック!
- ANA: 約45,000〜55,000マイル(ローシーズン〜ハイシーズン)
- JAL: 約45,000〜55,000マイル
- ルート: 成田→ヘルシンキ/コペンハーゲン経由→ストックホルム
【どこで?】『魔女の宅急便』のもう一つの舞台!ゴットランド島・ヴィスビー(スウェーデン)の魅力

【何が?】ゴットランド島・ヴィスビー|『魔女の宅急便』の感動を呼び覚ます映画舞台
「魔女の宅急便」でキキがトンボと一緒に灯台を見に行くシーンのモデルとなったのが、バルト海に浮かぶゴットランド島(Gotland)です。
島の中心都市ヴィスビーは「バルト海の真珠」と呼ばれ、中世の城壁都市として世界遺産に登録されています。石造りの建物、狭い石畳の路地、海沿いの城壁——すべてが映画の世界そのままです。
【どう見る?】ゴットランド島・ヴィスビー|『魔女の宅急便』ファン必見の主要スポット
【どこ?】城壁に囲まれた宝石!ヴィスビー旧市街で『魔女の宅急便』の世界を堪能
- 13世紀に建設された城壁都市(世界遺産)
- 3.4kmの城壁が今も残る
- 中世の建物が立ち並ぶ美しい街並み
- キキが歩いた石畳の路地を散策できる
【どこ?】ヴィスビーのシンボル!聖マリア大聖堂(Sankta Maria Domkyrka)の荘厳な美しさ
- 12世紀に建てられたゴシック様式の大聖堂
- ヴィスビーのランドマーク
- 映画の時計塔を思い出させる
【どこ?】バラ香る癒しの空間!ヴィスビーのバラ園(Botaniska trädgården)でリフレッシュ
- 城壁の内側にある美しい植物園
- 夏はバラが満開(6月〜8月)
- 静かに散策できる穴場スポット
【どこ?】海を見守る灯台|ヴィスビーで感じる『魔女の宅急便』の冒険心
- 島の北端にある灯台
- キキとトンボが見に行ったシーンのモデル
- レンタカーやレンタサイクルでアクセス
どうやって行くのか?
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ストックホルムからの行き方 | フェリーまたは飛行機 |
| フェリー | ニーネスハム港から約3時間、片道約700SEK(約10,500円) |
| 飛行機 | ストックホルム・ブロンマ空港から約30分、片道約1,500SEK(約22,500円) |
| おすすめ | 日帰りも可能だが、1泊するとゆっくり楽しめる |
| ベストシーズン | 6月〜8月(バラが満開、日照時間が長い) |
【どこで?】『天空の城ラピュタ』のモデル?ウェールズ地方(イギリス)の壮大な風景を巡る旅
【何が?】ウェールズ地方|『天空の城ラピュタ』のインスピレーション源となった舞台
「天空の城ラピュタ」の炭鉱の町や廃墟のモデルとなったのが、イギリス・ウェールズ地方です。特に、スノードニア国立公園の山岳風景と、ブレナヴォンの産業遺産群が有名です。
宮崎駿監督は1984年にウェールズの炭鉱ストライキをニュースで見て、強い印象を受けたと語っています。その後、実際にウェールズを訪れ、「ラピュタ」の構想を固めたとされています。
【どう見る?】ウェールズ地方|『天空の城ラピュタ』の世界観を体感できる必見スポット
【どこ?】雄大な自然が広がる!スノードニア国立公園(Snowdonia National Park)でラピュタの空を想像
- ウェールズ最高峰スノードン山(1,085m)がある国立公園
- パズーとシータが歩いた山道のような風景
- 登山鉄道(Snowdon Mountain Railway)で山頂へ行ける
- 所要時間:往復約2.5時間
- 料金:大人約40ポンド(約7,600円)
【どこ?】産業遺産が織りなす景観!ブレナヴォン産業景観(Blaenavon Industrial Landscape)で歴史を感じる
- 19世紀の炭鉱と製鉄所の遺跡(世界遺産)
- パズーの住む炭鉱の町のモデル
- ビッグピット国立石炭博物館で地下300mの炭鉱ツアーに参加できる
- 入場料:無料(寄付歓迎)
- ツアー所要時間:約1時間
【どこ?】天空の城?カナーヴォン城(Caernarfon Castle)でラピュタのような迫力を体験
- 13世紀に建てられた巨大な城(世界遺産)
- ラピュタ城のような迫力ある外観
- 入場料:大人約10ポンド(約1,900円)
【どこ?】ラピュタの城壁?コンウィ城(Conwy Castle)から望む絶景
- 13世紀に建てられた城(世界遺産)
- 8つの塔を持つ堅固な城壁
- ラピュタ城を彷彿とさせる
- 入場料:大人約10ポンド(約1,900円)
どうやって行くのか?
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 最寄り空港 | ロンドン・ヒースロー空港(LHR)またはマンチェスター空港(MAN) |
| ロンドンからウェールズ | 電車で約3〜4時間、レンタカーが便利 |
| おすすめ | レンタカーで周遊(2泊3日以上) |
| ベストシーズン | 5月〜9月(気候が穏やか、日照時間が長い) |
【いくら?】ウェールズ地方往復に必要なマイル数(エコノミー)を把握しよう!
- ANA: 約45,000〜55,000マイル(ローシーズン〜ハイシーズン)
- JAL: 約45,000〜52,000マイル
- ルート: 成田/羽田→ロンドン(直行便、約12時間)
【どこで?】『紅の豚』の舞台!アドリア海の宝石ドゥブロヴニク(クロアチア)でポルコに会う旅
【何が?】ドゥブロヴニク|『紅の豚』の世界観を体感できる映画舞台
「紅の豚」の舞台となったアドリア海沿岸の美しい港町のモデルが、クロアチアのドゥブロヴニク(Dubrovnik)です。
「アドリア海の真珠」と呼ばれるこの街は、オレンジ色の屋根が続く旧市街が世界遺産に登録されています。ポルコ・ロッソが飛んだアドリア海、ジーナのホテル・アドリアーノのような美しい港——すべてがここにあります。
【どう見る?】ドゥブロヴニク|『紅の豚』ファン必見の必訪スポット
【どこ?】アドリア海の真珠!ドゥブロヴニク旧市街で『紅の豚』の空を飛ぶ感覚を味わう
- オレンジ色の屋根が続く美しい旧市街(世界遺産)
- 城壁の上を歩ける(1周約2km、所要時間1〜2時間)
- 映画に登場する港町の雰囲気そのもの
- 入場料:約200クーナ(約4,000円)
【どこ?】スルジ山(Mount Srđ)から眺める!ドゥブロヴニクと『紅の豚』の絶景
- 旧市街を一望できる展望台
- ロープウェイで約4分
- ポルコが飛んだアドリア海を一望
- 料金:往復約200クーナ(約4,000円)
【どこ?】旧港(Old Port)で海賊船気分!『紅の豚』の冒険心をくすぐる場所
- 映画に登場する港のモデル
- カフェやレストランが立ち並ぶ
- ボートツアーも楽しめる
【どこ?】ロクルム島(Lokrum Island)でリラックス!『紅の豚』のような隠れ家体験
- 旧港からボートで10分
- 映画に登場する島々を彷彿とさせる
- 孔雀が放し飼いにされている美しい島
どうやって行くのか?
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 最寄り空港 | ドゥブロヴニク空港(DBV) |
| 日本からのフライト | 直行便なし、ヘルシンキ・イスタンブール・ザグレブ経由 |
| 所要時間 | 約15〜18時間(乗り継ぎ含む) |
| 空港から旧市街 | バスで約30分、約40クーナ(約800円) |
| ベストシーズン | 5月〜6月、9月〜10月(夏は混雑、気候も良い) |
【いくら?】ドゥブロヴニク往復に必要なマイル数(エコノミー)をチェック!
- ANA: 約55,000〜63,000マイル
- JAL: 約55,000〜65,000マイル
- ルート: 成田→ヘルシンキ/イスタンブール経由→ドゥブロヴニク
【どう計画?】ジブリファン必見!ヨーロッパ周遊モデルプランで賢く聖地巡礼

【どう回る?】プラン1: 北欧2都市(ストックホルム・ヴィスビー)を巡る5泊7日ジブリ旅
ルート: ストックホルム(3泊)+ ゴットランド島(1泊)
旅程:
- Day 1: ストックホルム到着、ガムラスタン散策
- Day 2: ストックホルム市内観光(市庁舎、ヴァーサ号博物館)
- Day 3: ゴットランド島へ移動(フェリー)
- Day 4: ゴットランド島観光、夕方ストックホルムへ戻る
- Day 5: 帰国
必要マイル: 45,000〜55,000マイル
予算: マイル+現地費用約15万円
【どう回る?】プラン2: 3カ国周遊(スウェーデン・イギリス・クロアチア)10泊12日ジブリ聖地巡礼
ルート: ストックホルム(3泊)+ ロンドン・ウェールズ(4泊)+ ドゥブロヴニク(2泊)
旅程:
- Day 1-3: ストックホルム(ガムラスタン、ゴットランド島日帰り)
- Day 4-7: ロンドン経由でウェールズ(スノードニア、ブレナヴォン)
- Day 8-10: ドゥブロヴニク(旧市街、スルジ山、ロクルム島)
- Day 11-12: 帰国
必要マイル: 約100,000〜120,000マイル(オープンジョー利用)
予算: マイル+現地費用約35万円
【まとめ】ヨーロッパのジブリロケ地を巡る旅:感動と発見の聖地巡礼を終えて
ヨーロッパのジブリロケ地は、映画の世界そのものです。ストックホルムの石畳の路地、ウェールズの廃墟、ドゥブロヴニクの美しい港——すべてが映画のワンシーンを思い出させます。
マイルを使えば、驚くほどお得にヨーロッパを旅できます。まずはストックホルム(45,000マイル〜)から始めて、徐々に範囲を広げていくのがおすすめです。


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